「AIのべりすと」(https://ai-novel.com/novel.php) で作成しながら合間合間を修正しつつ書いた話。 最後が無茶苦茶な感じで終わってますが、いつか手直しして投稿し直すかもしれません。

(21/12/04 追記)初期のAIのべりすとはデフォルトの設定が直前の文を繰り返しやすかったようで、このようになったようです。


●ゲーム会社「アオイトリスタジオ」 「今日はあの有名なチョコレートが物産展に来るんだよ!」  アオイトリスタジオ社内で、キアロンがクロードに力説してた。 「終わってから買いに行けばいいじゃないですか」  クロードがいつもどおり飄々と応えるが、それではだめなのだという。 「だっても超人気なんだよ! 仕事が終わってからじゃあ売り切れちゃうよ!!」  そう言ってキアロンはチョコを待ち望む子供のように目を輝かせている。クロードはそんな様子を横目で見ながら肩をすくめた。 (気持ちはわかりますけどね……)

そんなことをしているうちにキアロンは外出の準備を終えてビルの外に飛び出していた。 「ま、待ってくださいよ!?」 「うん? じゃあ一緒に行こう!」  一階からキアロンの声がする。  仕方なく、クロードも後を追うように階段を降りてビルの外へと出た。  ビルから出た途端、冬の冷たい風が吹き付けてくる。  空を見上げると灰色の雲に覆われていて今にも雪でも降ってきそうな天気だった。 「うう、さむいよ~~」  外套を着込んでいるが寒がりなのか、キアロンは両腕をさすりながら呟いた。 「地下から行けば寒くないですよ」  クロードが思いついたように提案する。キアロンもそうすることにした。

●デパートで買物をする二人  物産展に行く途中、雑貨店でクロードは立ち止まる。 「これ、綺麗ですね」  彼が手に取ったのは一つの小箱だ。  開けてみると中に色とりどりの小さな宝石のようなものが入っている。 「綺麗ですね。食べれるんですか?」 「ああ、これは食べれないよ。氷の代わりに冷やして飲み物に入れるんだ」  そうすると飲み物が時間が立っても味が薄くならない。 「なにかの縁です。買っておきましょう」  クロードはついでに何か雑貨を買うようなので、キアロンは先に物産展へ行くことにした。

●物産展会場にて  クロードも追いつき、二人は目的のコーナーへやってきた。  そこにはたくさんの出店が出ており、試食などもできるようになっている。 「わー、おいしそー!」  キアロンは楽しげに声を上げた。 「どれがいいですかね?」  クロードも会場内を見回す。会社に持ち帰って食べるのに適切なチョコはあるだろうか?  彼もそれなりにイベントを楽しんでいるらしい。

「あ、あのお店だよ!」  はしゃぐキアロンの横顔を見ながら、クロードはふと違和感を覚えていた。 (キアロンさん、こんなふうに笑うことありましたかね?)  確かに彼の笑顔はよく見る。しかし普段の彼はもっと無表情というか、あまり感情を表に出さずに淡々と仕事をこなすタイプであるはずだ。  クロードはその笑顔を見て、どこか作り物めいたものを感じた。 (人間じゃないからそういうもんだと思ってましたが……いや、あまり考えないほうがいいかも) 「ねえ、クロード。あっちのお店のチョコもいいよね!」  キアロンは彼がそんな事を考えているとも知らず、色々なチョコを買い込んでいる。

●帰社  しばらくして。  二人はいろいろなチョコなどを買ってアオイトリスタジオに戻ってきた。  帰り道の途中で雨まで降ってきたためコートはずぶ濡れになってしまっておりちょっと寒いくらいだ(ちなみにこの辺りでは冬になるとよく降る雪ではなく雨のこと)。 「結構買い込みましたね…………」  机の上に積み上げられた菓子の山を見てクロードが言う。 「うん!」 「…………ところでさっきから気になっていたのですけど」 「ん?」 「そのチョコ…………なんですか?」  クロードが指差したのはテーブルの上に置かれたチョコの箱だった。  包装紙こそリボンがついているものの、中のチョコレートはどう見ても市販品ではない。 「えっとね、なんかいろんな世界を旅してる人が作ってるみたい! でね、抽選であたったんだよ」 「大丈夫なんですかね……」 「さすがにデパートで売ってたから大丈夫でしょ」  早速食べてみよう、とチョコを一粒口にするキアロン。 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」 「……………………」(沈黙が続く中……)[四重奏・第一楽章:間奏曲]……おわり! [二章:神溺教団vs大天使長代行戦 00:00~01:00]